
ジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)が6日に発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比11%増の104億円だった。4〜9月期としては最高益を更新した。再生可能エネルギー関連の系統用蓄電池や、データセンター向けの蓄電設備などの販売が堅調だった。売上高は3%増の2721億円、営業利益は19%増の187億円だった。
車載用でも国内で鉛蓄電池の販売が伸びた。ホンダのハイブリッド車(HV)向けの出荷増もありリチウムイオン電池事業の営業損益は8億円の黒字(前年同期は17億円の赤字)に転換した。
通期業績は従来予想を据え置いた。純利益は前期比8%増の330億円、売上高は3%増の6000億円を見込む。
鉛蓄電池で現地企業との合弁工場があるトルコでは、高インフレと市況悪化が深刻になっている。阿部貴志社長は同日の記者会見で「25年度中に方向性を決めるつもりだ」と述べ、出資比率の引き下げや撤退も含めて対応を検討する考えを示した。
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