通信工事大手のコムシスホールディングス(HD)は7日、実施中の自社株買いの上限を20億円増やして100億円にすると発表した。資本効率の向上と株主還元の充実が目的で、発行済み株式総数(自己株式を除く)の3.43%にあたる400万株(従来は320万株)を上限に市場で買い付ける。保有する自己株式(1500万株)を2026年3月末に消却することも決めた。

同日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比2%増の2703億円、純利益が17%増の126億円だった。NTTグループ向けの通信工事などが好調だった。受注高は1%減の3215億円だった。前年に獲得した大型案件の反動を受けた。

26年3月期の通期見通しは従来予想を据え置いた。売上高は前期比1%増の6200億円、純利益は3%増の310億円を見込む。

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