クマによる人身被害が深刻化していることを受け、コンビニエンスストア各社が対応に乗り出している。
ファミリーマートは7日、クマ対策のガイドラインを策定したと発表した。目視できる距離でクマが出没した場合、店員は屋外に客がいれば、大声を出さずすみやかに店内や車内へ避難するように誘導。その後ただちに自動ドアの電源を切り、ドアを施錠して警察に通報する。10日からは、全国1万店舗以上に設置しているデジタルサイネージ(電子看板)でクマの出没に関する情報を流し、客に注意喚起を流す。
ローソンは、クマの出没が確認されている地域の一部店舗にクマ撃退用スプレーを配布する。北海道や東北、北関東の約100店舗が対象となる。クマ対策に関する基本方針も策定。専門家と相談し、従業員にクマよけの鈴などを持たせることも検討している。
セブン―イレブン・ジャパンは、災害時の対応と同様に客や従業員の安全を最優先し、店舗の判断で休業も検討するよう店側に伝えているという。【鴨田玲奈】
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