新米で炊いたご飯

 農林水産省は7日、全国のスーパー約1000店で10月27日~11月2日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格(税込み)が前週から27円値上がりし、4235円になったと発表した。2週ぶりの上昇で、4000円台は9週連続。

 種類別の平均価格(5キロ)は、「銘柄米」が前週より17円値上がりして4540円。集計を開始した今年2月3日の週以降で、過去最高を更新した。上昇は13週連続で、新米価格の高騰が影響している。

 政府備蓄米を含む複数銘柄を混ぜた「ブレンド米」などは3556円で、前週から61円上昇した。販売数量に占めるブレンド米などの比率は前週と同じ31%だった。

 農水省が別にまとめた、随意契約による備蓄米販売店舗における5キロ当たりのコメの平均価格は、前週より72円安い3420円。随意契約の備蓄米のみは、15円高い2063円だった。

 また随意契約での備蓄米の販売数量は、11月2日までの累計で18万1610トン。都道府県別では東京都が1万6247トンで最も多く、最少は秋田県の283トンだった。【中津川甫、渡辺暢】

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