シャープは10日、2026年3月期の連結純利益が前期比47%増の530億円になる見通しだと発表した。従来予想(11%減の320億円)から210億円上方修正し、一転増益となる。米マイクロソフトの基本ソフト「ウィンドウズ10」のサポートが10月に終了し、駆け込み需要で25年7〜9月期のパソコン販売が想定を上回ったことなどを加味した。
26年3月期業績の上方修正は2度目となる。営業利益は従来予想から150億円上方修正し、65%増の450億円を見込む。売上高は13%減の1兆8700億円とする従来予想を据え置いた。
同日発表した2025年4〜9月期の連結売上高は前年同期比13%減の9503億円、純利益は98%増の454億円だった。
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