POS(販売時点情報管理)システム大手の東芝テックが10日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、最終損益が98億円の赤字(前年同期は266億円の黒字)だった。米トランプ政権の関税政策に伴うコスト増などが利益を押し下げた。未定としていた26年3月期の期末配当を20円(前期は25円)にすることも発表した。

25年4〜9月期の連結売上高は前年同期比11%減の2576億円、営業損益は10億円の赤字(前年同期は94億円の黒字)となった。米関税の影響を吸収しきれず営業赤字となった。価格転嫁などで7〜9月期の四半期では10億円の営業黒字だった。

26年3月期通期は最終損益トントン(前期は299億円の黒字)を見込む。前期は20円だった中間配当を今期は無配としたため、年間配当は前期から25円減となる。

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