ブラザー工業は10日、2026年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比15%増の630億円になりそうだと発表した。従来予想から80億円上方修正した。為替の円安効果と上期の業績が好調だったことを反映する。売上高にあたる売上収益は3%増の9000億円、営業利益は17%増の820億円とそれぞれ250億円、90億円引き上げた。
同日、ドイツで工業用ミシンの開発や販売を手掛けるコンラート・ブッシュ社から自動車部品向け部門を事業譲受することも発表した。当該事業の27年3月期の売上高は1000万ユーロ(約17億円)を見込む。エアバッグなどの自動車向け販売を強化し、収益性を改善する。
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