石原原子力防災相㊧と中村知事が意見交換した(8日、松山市)

愛媛県の中村時広知事は8日、同県を訪問した石原宏高原子力防災相と会談した。28〜30日に10年ぶりに伊方原子力発電所(伊方町)で実施される原子力総合防災訓練を前に意見交換をした。同県伊方町の高門清彦町長も同席した。

訓練では伊方町沖を震源とした地震が発生して伊方原発3号機の原子炉が自動停止し、冷却機能を喪失する状態を想定する。現地の対応拠点となるオフサイトセンターの運営訓練などを実施する。訓練には約150団体と周辺住民などおよそ1万9千人が参加予定だ。

石原原子力防災相は「佐田岬で避難する方の交通の問題やドローンの活用など県独自の取り組みについて聞かせてもらった」と述べた。中村知事は「前回15年の訓練からテクノロジーも大きく変化した。新たな課題や対応が見えてくることを期待している」と話した。

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