高松機械工業は10日、2026年3月期の連結最終損益が6億円の赤字(前期は6億4500万円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想は8400万円の黒字だった。同社は売上高の約9割を工作機械が占め、自動車部品向けの比率が高い。自動車業界の設備投資が回復せず、想定よりも需要が落ち込む。

売上高は前期比10%減の125億円を見込む。従来予想から27億円下方修正した。記者会見した高松宗一郎社長はトランプ米政権による自動車関税の税率が9月に決まったことを踏まえ「様子見をしていた顧客の投資が進むことを期待している」と述べた。徐々に引き合いは増えているというが、業績への反映は来期以降になるという。
同日発表した25年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比5%減の60億円、最終損益が2億7000万円の赤字(前年同期は7億8400万円の赤字)だった。
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