鹿児島県は12月から、県内での宿泊代を割り引く「冬のあったか宿泊割キャンペーン」を始める。1人1泊あたり最大20%、5000円を上限に県が補助する。8月の豪雨などで打撃を受けた県内の観光業を支援するのが狙い。鹿児島県民やインバウンド(訪日外国人)も対象で、県は延べ26万人分の利用を見込んでいる。

キャンペーン期間は2026年3月1日のチェックアウト分まで。宿泊施設や旅行会社、予約サイトで、適用旅行商品の販売が10日に始まった。県は補正予算で約8億2000万円の財源を確保しており、県民やインバウンドも含めて延べ26万人の利用を想定。使い切った場合は期間内でも終了する。

県内では8月の豪雨に加え、新燃岳の噴火などで観光客が減少。夏休み前に「日本で大災害が起きる」という噂も国内外で広まり、鹿児島空港(鹿児島県霧島市)発着の香港線が欠航するなど、県内の観光業者が打撃を受けている。

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