京急の26年3月期は一転して最終増益を見込む

京浜急行電鉄は10日、2026年3月期の連結純利益が前期比28%増の310億円になる見通しだと発表した。従来予想(4%減の233億円)から一転、増益となる。事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、256億円)を上回った。国の国道整備事業に伴う国道用地の売却などで、25年4〜9月期に特別利益を計上したことなどを反映した。

業績予想の上方修正を受けて年間配当を46円(前期は26円)と、従来予想から12円増やした。

営業利益は同13%減の310億円と、従来予想から10億円増える。上期のレジャー・サービス事業などの利益の上振れを反映した。郊外の分譲マンションの販売が想定を下回っていることなどを踏まえ、売上高にあたる営業収益は前期比2%増の3000億円と、従来予想を50億円引き下げた。

鉄道などの交通事業や、ビジネスホテルなどのレジャー・サービス事業は堅調に推移するとみる。インバウンド(訪日外国人)を含め、羽田空港にある2駅の輸送人員は通期で5700万人と前期比7%増を見込む。

同日発表した25年4〜9月期の連結決算は、営業収益が前年同期比1%増の1425億円、純利益が12%増の152億円だった。

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