マルハニチロが10日発表した2025年4〜9月期連結純利益は前年同期比10%減の124億円だった。前年同期に投資有価証券売却益71億円を特別利益に計上した反動が出た。ただ、北米のスケソウダラ加工事業で販売価格が上昇したことなどによって、営業利益は17%増の187億円と4〜9月期として過去最高を更新した。
売上高は1%増の5366億円と横ばいだった。水産資源セグメントの営業利益は10億円の黒字(前年同期は23億円の赤字)になった。北米のスケソウダラ加工事業で、生産拠点統合による生産コスト圧縮の効果も出た。
26年1月1日を効力発生日として、株主の所有する普通株式1株を3株に分割することも発表した。26年3月期の期末配当は1株当たり60円から20円に変える。株主にとって配当金の実質的な変更はない。投資家層の拡大や株式の流動性の向上を図る。
26年3月に「Umios(ウミオス)」へ社名変更することに伴う株主優待制度も導入する。28年3月期を最終年度とする中期経営計画の3年間に実施し、保有株数に応じて商品やギフトカードを贈る。
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