
豊和銀行が10日発表した2025年4〜9月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比54%減の4億800万円だった。売上高にあたる経常収益は貸出金利息の増加で7%増の57億円となったが、不良債権処理額など信用コストや人件費が膨らみ利益が下がった。
一般貸倒引当金繰入額と不良債権処理額を合わせた信用コストは3億9000万円となり、前年同期から5億5600万円増加した。同行は「物価高や人手不足などの影響による業績悪化先が増えた」と説明している。
銀行単体の本業のもうけを示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は8億6300万円だった。26年3月期通期の業績見通しは、税引き利益が前期比36%減の6億6000万円とする従来予想を据え置いた。
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