高木社長は「粘着性の高い資金を集めたい」と述べた(11日、岡山市)

トマト銀行が11日発表した2025年4〜9月期の決算は、純利益が前年同期比4%減の6億7500万円だった。貸出金利息が伸びたが、預金利息の増加が利益を押し下げた。固定金利型の融資が多く、資金調達費用の増加が先行した。26年3月期通期の業績については、純利益で前期比2%増の18億円を見込む従来予想を据え置いた。

単体の本業のもうけを示すコア業務純益は前年同期比23%減の11億円だった。ベースアップや人事制度の改正による人件費の増加が影響した。役務取引等利益も減少した。

同日記者会見した高木晶悟社長は「金利のある世界に入り、他行も資金調達に一生懸命だ。粘着性の高い資金を集め、負けないようにしたい」と述べた。

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