
自動搬送システム大手のダイフクは11日、2025年12月期の連結純利益が760億円になる見通しだと発表した。従来予想を80億円上回る。海外などでのコスト削減効果を織り込み、今期2度目の上方修正となった。年間配当は76円(前期は55円)と、従来計画から8円引き上げた。
24年12月期は決算期変更で9カ月間の変則決算だった。前期を12カ月決算として調整すると、25年12月期の純利益は前期比18%増となる。同じ基準で売上高は1%増の6500億円、営業利益は20%増の975億円を見込む。営業利益は105億円上方修正した。

受注高は従来予想から200億円引き下げ、4%増の6800億円を見込む。自動車関連の顧客の投資決定が後にずれている状況を反映した。同日の決算説明会で日比徹也・最高財務責任者は「投資計画自体がなくなったわけではない。来期以降に期待している」と話した。
同日発表した25年1〜9月期の連結決算は売上高が4860億円、純利益が584億円だった。
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