クリエーションライン(東京・千代田)は12日、スタートアップ向けに新たなシステム構築サービスを始めたと発表した。システム構築の対価として顧客から株式の一部を受け取る、一種の成功報酬モデルを採用した。資金が限られるスタートアップでも素早くシステムを整備して事業を始められる。
新サービスの名称は「COSTA(コスタ)」。クリエーションラインが面談などを通じて顧客を選定し、事業に必要な情報システムの構築を請け負う。通常はシステム完成時に費用を支払うが、コスタを利用する場合は株式やストックオプション(株式購入権)をクリエーションラインに供与する。
クリエーションラインは継続的なシステム改善などを通じて顧客の株式価値を高め、将来の収益化を狙う。人手不足に伴いエンジニアの雇用コストが上昇しており、開発人員の確保が難しいスタートアップからの需要が大きいと同社はみている。
クリエーションラインは短期間で検証や改善を繰り返す「アジャイル開発」を得意とするシステム開発会社。主要株主にはデンソーやヨドバシホールディングスが名を連ねる。
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