森永製菓は通期の純利益予想を引き上げた

森永製菓は12日、2026年3月期の連結純利益が前期比3%増の182億円になりそうだと発表した。従来予想を4億円上回る。政策保有株の売却が順調に進んでいるほか、原材料のコスト上昇が想定よりも和らぐ。値上げした商品の販売が堅調なことも利益を押し上げる。

売上高は3%増の2360億円、営業利益は5%増の223億円を見込む。売上高は従来予想を40億円引き下げた。競合商品のシェアが拡大し、ゼリー飲料「inゼリー」などを手掛けるin事業が苦戦している。営業利益は9億円引き上げた。

同日発表した25年4〜9月期の連結決算は純利益が前年同期比4%増の110億円、売上高は3%増の1218億円だった。菓子食品や冷菓などの事業が増収をけん引した。

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