大日本印刷が開発したリサイクル技術の導入イメージ

大日本印刷(DNP)は、金属を含むICカードのプラスチックを再資源化する技術をパートナー企業と共同で開発したと発表した。従来廃棄されていた異素材で構成するプラスチック製品の再資源化が可能となる。今回の技術を用いてカード会社などの資源循環の取り組みを支援する。

ICカードは、ICチップやアンテナなどの金属部品とプラスチックが組み合わされた構造だ。金属とプラスチックでは溶融温度が異なるため、性質を変えずに成型し直す「マテリアルリサイクル」による再資源化が難しかった。

今回開発した技術では、粉砕工程とフィルター工程の組み合わせで金属部分を効率的に除去し、プラスチックを再利用しやすくする。これらの処理工程により、異素材で構成するICカードから再生プラスチック資源を抽出することに成功した。

回収段階では、個人情報保護への配慮も徹底する。ICカードに記載・登録されている個人情報が読み取れなくなるよう、細かく裁断する回収ボックスを使用する。

今回開発した技術を軸に、ICカードの安全な回収・再資源化・製品製造のプロセスを提供し、カード会社などのプラスチックの資源循環を支援する。また長期的には、再資源化したプラスチックのICカードへの水平リサイクルも目指す。

実証実験では、再資源化したプラスチックを用いてゴルフティーやプランターなどのリサイクル製品を製造しており、今後製品ラインアップを広げる。これにより、異素材で構成するプラスチック製品のリサイクルに取り組む企業も支援する。

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