新車販売が滞り不足する中古車

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が13日発表した10月の中古車登録・届け出台数は前年同月比0.9%減の56万8915台だった。2カ月ぶりにマイナスに転じた。新車販売が低調なことから下取り車両が減った。

自販連がまとめた10月の中古車登録台数は0.7%減の32万5711台だった。全軽自協が発表した同月の軽中古車販売台数は1%減の24万3204台となった。

中古車オークション運営のユー・エス・エス(USS)によると、10月の成約台数は前年同月に比べて11%増だった。成約車両単価は前年同月より6%高い130万5千円だった。9月につけたこれまでの高値(130万3千円)を上回り、2カ月連続で最高値を更新した。

自動車販売の業界団体が4日発表した10月の国内の新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比2%減の39万5189台だった。前年実績を下回るのは4カ月連続。輸出向けの需要が強まる一方、新車販売が伸び悩んでいることで中古車の供給が減っている。需給が引き締まり、中古車競売価格が高騰している。

【関連記事】

  • ・10月の国内新車販売、4カ月連続マイナス 日産・トヨタ不振で
  • ・10月車名別販売、トヨタ「ヤリス」が6カ月ぶり首位 ムーヴ2位
  • ・中古車競売価格、2カ月連続で最高値 輸出向け好調も供給鈍く

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。