
KDDIは17日、上限を1兆円とする社債の発行登録枠を設定した。同日付で関東財務局に発行登録書を提出した。発行を予定する期間は25日から2027年11月24日までの2年間とした。調達資金は設備投資や社債償還、借入金の返済などに充てる。引き受けは大和証券など5社が担う。
発行予定の金額などを示した発行登録書をあらかじめ提出しておくと、機動的に社債を発行できる。KDDIによれば現時点では3000億円の発行を計画しており、利率などの条件を詰めているという。一部は環境や社会の課題解決につながる事業に活用する「サステナビリティボンド」とする。
同社は24年度、年度あたりでは過去最高となる5000億円超の社債を発行した。ローソンへのTOB(株式公開買い付け)に伴う借入金の返済や、サステナビリティボンドで高速通信規格「5G」関連の設備投資などを調達目的とした。
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