長谷工コーポレーションは、商店街をまるごとホテルに見立てた宿泊サービス「SEKAI HOTEL（セカイホテル）」を運営するクジラ（大阪市）に10月31日付で出資したと発表した。クジラが持つ知見や革新的なアイデア・技術を活用し、新たな収益源の創出と事業領域の拡大を図る。

クジラは、リノベーション事業のノウハウを生かしながら商店街や空き家・空き店舗を宿泊施設として提供するセカイホテルの運営を関西から展開している。住宅の施工・供給を多く手掛けている長谷工コーポは、空き家問題という社会課題に当事者として向き合うべく今回の出資を決めたという。

長谷工コーポは今回の出資を、2025年度から開始したグループの中期経営計画に掲げる事業戦略の一つ「新たな領域への挑戦」を加速させる取り組みとして位置づける。スタートアップとのオープンイノベーションで新規のサービス開発に取り組み、持続的な成長と企業価値向上を目指す。

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