記者会見するラクスの中村崇則社長㊧とプラスアルファ・コンサルティングの三室克哉社長(17日、東京都渋谷区)

ラクスは17日、人事労務管理システム「楽楽人事労務」を2026年1月以降に販売すると発表した。人事情報管理システムを手がけるプラスアルファ・コンサルティングと資本提携を結び、同社のOEM(相手先ブランドによる生産)製品を提供する。28年までに中小企業を中心に2000社への導入を目指す。

楽楽人事労務は、人事労務業務や労務手続きをクラウドで管理できる。プラスアルファ・コンサルティングが展開する「タレントパレット」の機能の一部を使える。人事担当者の業務負担が削減できる機能を中心に搭載する。導入には初期費用10万円と月額料金がかかる。

協業にあたり、両社で資本業務提携を結んだ。ラクスはプラスアルファ・コンサルティングの発行済み株式の4.09%を約41億円で取得した。

ラクスが人事向けに展開する勤怠管理システム「楽楽勤怠」の契約企業へ拡販を進める。ラクスの中村崇則社長は「今後、楽楽勤怠と機能連携を深め、HR(人事)領域を強化していく」と述べた。

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