
健康機器大手のタニタ(東京・板橋)は18日、視覚障害者や加齢で視力が衰えた人向けのタイマーを12月10日に発売すると発表した。タイマーセットの方法や計測時間を音声で知らせる。電子商取引(EC)サイトを中心に販売し、仕事や学習など日常生活での活用を見込む。
ボタンは手で触るだけで識別できるよう、大きさや凹凸といった形状を工夫した。視覚に不安がある人以外も手軽に使えるよう、画面は反転液晶を採用して見やすくし、タイマー終了は発光ダイオード(LED)ライトの点滅で知らせる仕様にした。価格はオープンで、ECサイトでの参考価格は5500円。
タイマーの開発には目が不自由な人の意見を取り入れ、電池ぶたが本体から外れないといった改良を施した。タニタは2004年に音声機能を備えた体組成計を発売するなど、ユニバーサルデザインを志向した製品開発に取り組んでいる。
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