ミズノの水野明人社長

「ミャクミャクシューズが好調で、8000足も売れた」と喜ぶのはミズノの水野明人社長だ。大阪・関西万博の公式キャラクターをデザインしたTシャツやゴルフのボールポーチなど、ライセンスグッズの売り上げは「想定を5割上回った」。人気を受けて、万博閉幕後に黒とグレーのミャクミャクシューズ2025足の限定発売を決めたほどだ。

2025年4〜9月期の連結決算は、売上高、利益ともに過去最高を更新した。万博のライセンスグッズの販売額は開示せず、収益へのインパクトは軽微との説明にとどめたが「ブランドバリューを発揮するには有効」と強調した。

大阪・関西万博会場内ではミャクミャクをモチーフにしたシューズで訪れる人も目立った

欧米やアジアでブランドの認知度をどう高めていくかは成長に向けた課題の一つだ。万博グッズの販売はインバウンド(訪日外国人)客にミズノを知ってもらう契機となった。「万博は非常に素晴らしいイベントになった」と振り返り、海外市場の開拓に生かしていく考えだ。

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