
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は19日、大企業向けに提供する監視カメラサービスに、新興企業のタイムリープ(東京・千代田)の遠隔接客システムを連携させたと発表した。ホテルなど複数拠点の受付を、遠隔地にいるオペレーターが一人でさばけるようにする。省人化需要を取り込む。
キヤノンMJは、オフィスや工場など多拠点に設置した監視カメラの映像をクラウドで一元管理するサービスを手がける。拠点ごとに映像を管理する場合に比べてソフトウエアの脆弱性の確認作業などの工数を減らせるのが利点だ。富士通などが導入する。
19日から、同サービスにタイムリープが手がける「RURA(ルーラ)」と呼ばれる遠隔接客システムをつなげる。店舗に設置された端末や監視カメラの複数の映像をクラウドで一元管理し、遠隔地のオペレーターに表示する。
人手不足に悩むホテルやジム、シェアオフィスなどの受付業務を省人化できる。
キヤノンMJは24年12月にタイムリープと資本業務提携を結んだ。既に小規模の企業向けの監視カメラサービスではルーラと連携を始めており、大企業の需要も取り込んでいく。
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