
CRI・ミドルウェアは19日、ソフトウエアが車の性能を決める「ソフトウエア・デファインド・ビークル(SDV)」の開発に使用するシミュレーションソフトを公開した。運転シミュレーターとナビ、ディスプレーなどをつなぎ、実車の開発前に運転中のコンテンツを疑似的に体験できる。
ソフト名は「MESH」で「モビリティー・エクスペリエンス・シミュレーション・ハブ(運転体験の模倣ハブ)」の略。事前に設定した運転体験のシナリオと、運転シミュレーターを簡単に連携できる。
例えば事前に「走行ルートに基づいたオリジナルラジオを配信する」というシナリオと、運転シミュレーターを連携させておく。開発者は実際に運転シミュレーターでハンドルを操作しながらラジオ機能を試すなどの方法で使う。
19日に開幕したシステムの展示会「EdgeTech+(エッジテックプラス)2025」で公開した。自動車のエンジニアに限らず、デザイナーや企画担当者らがSDVの機能を容易に試せるようにすることを狙う。
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