日本マクドナルドは19日から順次、全国約3000店舗で、冷たい飲料用のカップのふたを飲み口付きのものに切り替え、紙製のストローの提供は終了すると発表した。2024年7月から、埼玉県の一部店舗で試験導入していた。
不用意に開いて漏れたり、炭酸ガスの内圧で炭酸飲料が噴き出したりしにくいデザインに改良した。ストローなしでゴクゴク飲める飲みやすさが特徴といい、この日あった新CM発表会に登壇した俳優の永山瑛太さんは「のど越しがストローで飲んだ感触と全然違う。ぜひ店舗で皆さんに実感してほしい」と話した。
新しいふたの原料は、リサイクルペット100%の素材。日本マクドナルドは50年までに店舗、オフィス、サプライチェーン(供給網)全体での温室効果ガス排出実質ゼロを目標に掲げ、22年から容器や包装を再生可能な素材やリサイクル素材などに変更してきた。
ふたの刷新に合わせて19日から、植物由来のバイオマスプラスチックの使用比率を現行の50%から95%に高めたレジ袋を、全国の店舗で順次導入するという。「ハッピーセット」の曲がるストロー、「マックシェイク」のストロー、「フラッペ」などのスプーン付きストローは来年3月、プラスチック製からバイオマスプラスチック製に変更する予定。【鴨田玲奈】
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