1月に営業終了した大阪新阪急ホテル(大阪市北区)

阪急阪神ホールディングス(HD)傘下の阪急電鉄などは20日、「大阪新阪急ホテル」(大阪市北区)の建物の解体工事を12月中旬から始めると発表した。同ホテルは1月に営業を終え、大阪・関西万博の会期中は外国人スタッフの宿舎として利用されていた。2028年秋までに解体を完了し、30年代以降に隣接する大阪梅田駅ビルとの一体開発に入る。

大阪新阪急ホテルは1964年開業で、都市型の老舗ビジネスホテルとして広く知られた。設備の老朽化や新型コロナウイルス禍の業績悪化などから、今年1月4日のチェックインを最後に営業を終えていた。

阪急阪神HDはホテル跡地と大阪梅田駅の駅ビル「阪急ターミナルビル」を一体的に開発し、高層ビルを新設する考え。駅直下の商業施設「阪急三番街」も全面改装する構想を掲げる。

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