
クラレは愛媛県西条市の西条事業所を増設する。愛媛県及び西条市と20日、立地協定書に調印した。2027年12月の稼働に向けて同事業所内に新工場を建設する。投資額は約220億円。液晶ディスプレーの基幹部材である光学用ポバールフィルムの生産能力を約13%引き上げる。
愛媛県庁で中村時広知事、西条市の高橋敏明市長、クラレの川原仁社長が出席して、立地協定書の調印式を開いた。中村知事は「この投資をきっかけに一段、二段と成長していくのは間違いない。県も全力でサポートしていく」と述べた。
光学用ポバールフィルムはテレビやタブレット端末などの液晶ディスプレーの偏光板にベースフィルムとして使われる。テレビサイズの大型化などで需要拡大が見込まれており、今回はより幅の広いフィルムの生産設備を増強する。
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