
味の素AGFは20日、夫婦向けのコーヒーギフトサービスを始めたと発表した。対話アプリ「LINE」を通じて同社のキャラクターが夫婦に同じ質問を問いかけて会話のきっかけを提供し、お供として月1回のコーヒーギフト購入を促す。購入時に入力したメッセージが印刷されてコーヒーとともに届く。
サービスの名称は「KATARAI BIYORI(かたらいびより)」。夫婦それぞれがLINEで登録すると、週に1回、同社の公式LINEである「メェープルくん」が、「最近楽しかったこと」や「パートナーに言われてうれしかった言葉」などの質問を投げかける。回答結果が共有され、会話のきっかけになるという。

さらにブラックコーヒーやカフェオレなど、相手に飲んでほしいドリンクを選択すると、ギフト「語らいセット」が自宅に届く。粉末状のコーヒースティックの場合、2本入りが2つで価格は1080円(送料別)。同社の直販サイト「AGFMALL(モール)」で販売する。
同日、箱に仕掛けを施したコーヒーギフト(16袋入りで3240円)の発売も発表した。商品名は「『ちょっと贅沢な珈琲店』ドリップアソート ムードタイム」。スマートフォンのライトをつけて箱に入れるとデザインが透けてランタン風になる。

味の素AGFは飲食時の心の状態を可視化する研究などを進めている。島本憲仁社長は都内で開いた発表会で、「コーヒーを置いて2人で向き合うと、自然と会話が生まれる。大切な人との会話を増やせるのが嗜好飲料の力だ」と話した。
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