12月にリニューアルオープンする「健民ダイニング」(神戸市)

ビーフン製造大手のケンミン食品(神戸市)は神戸市中心部にある自社レストラン「健民ダイニング」を12月1日に再開業する。ビーフンを中心とした中国料理専門店でリニューアル工事のため8月から一時休業していた。約40品あるメニューを全てグルテンフリーにして新たな顧客層の呼び込みを狙う。

健民ダイニングでは焼きビーフンや酢豚など、全てのメニューをグルテンフリーで提供する

店は神戸市営地下鉄海岸線みなと元町駅近くで、カウンターとテーブル合わせて26席。米しょうゆや米粉、米油など使用する材料、調味料を刷新した。高村祐輝社長は「これまで好評だった味はそのままで、追加の接点として小麦を避けている人に来てもらえる店を目指したい」と話した。

ケンミン食品の高村社長(右)と健民ダイニングの松本竜太料理長

休業日には不定期で、大阪・関西万博で出店したラーメン店舗「GF RAMEN LAB」を開く。万博内と同様に麺とスープをグルテンフリーにしたメニューを提供する。

ケンミン食品は1995年に「エイジアンカフェ」を開業。2006年に現在の「健民ダイニング」となった。

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