米国で承認された血液によるアルツハイマー病の診断補助薬

H.U.グループホールディングス傘下の富士レビオは25日、アルツハイマー型認知症の原因物質の脳への蓄積度合いを測る血液検査薬について、国内で承認申請したと発表した。採血で検査が可能なため身体への負担を抑え、検査費用の抑制にもつながる。

アルツハイマー患者の脳には「アミロイド」と「タウ」という2種類のたんぱく質が蓄積していることが知られている。血液中に流れ出るたんぱく質の量や比率から蓄積具合を判別する。

同検査薬は5月、米食品医薬品局(FDA)から診断補助薬として承認を得て米国で販売している。インドでは6月、現地のパートナー企業を通じて承認を得た。欧州でも承認申請の準備をしている。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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