3社で開発した検査ロボ「ミネルヴァ」のイメージ(JR 東海提供、solve森澤有人氏デザイン)

スズキは26日、リニア中央新幹線の設備検査ロボット「Minervα(ミネルヴァ)」をJR東海、パナソニック子会社と共同で開発したと発表した。アームの先端に設置したカメラの画像を通じ、人工知能(AI)が設備に傷や変形がないかを分析する。山梨リニア実験線で2026年2月から検証を始め、リニア開業時点での実用化を目指す。

スズキが開発する電動台車にパナ系のソフトウエアを搭載した。ロボットアームの制御と充電スポットへの移動を自動化した。高性能センサー「LiDAR(ライダー)」を2種類搭載し、トンネル内でも位置情報を取得できる。

大きさはアームを折りたたんだ状態で全長100センチメートル、全幅60センチメートル、全高90センチメートル。デザインは25年1月に引退した検査車両「ドクターイエロー」をイメージし、プロダクトデザイナーの森澤有人氏が手掛けた。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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