
京成電鉄は26日、成田空港の機能強化の効果を周辺地域に波及させることを目的とするNRTエリアデザインセンター(NADC)と特別パートナーシップ協定を締結した。産業や住環境などを一体で整備する「エアポートシティ」構想の実現に向け、空港と周辺拠点を結ぶ地域公共交通ネットワークの構築について検討を進める。
鉄道やバスなどの既存の公共交通に加え、新たな交通システムの導入も検討する。産業拠点や居住地の整備と一体で地域交通のあり方を考える。京成の社員のNADCへの派遣も調整している。
空港周辺の観光振興でも連携する。NADCが6月に策定した構想は体験型観光資源の整備や周遊型コンテンツの開発などの目標を掲げる。観光客の回遊性を強化するためにも地域交通は欠かせない基盤となる。
NADCは千葉県と成田国際空港会社(NAA)が4月に設立した。NADCにとって民間との協定締結は初となる。
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