
シャープは26日、独自で開発したカメラをテーマとしたハッカソンを12月中旬から開催すると発表した。参加者にはカメラを使った新たなサービスなど、利用例のアイデアを考え発表してもらう。ハッカソンの期間は12月22日から2026年1月5日までで、オンライン上で実施する。優秀な参加者には出資や事業支援も検討する。
シャープが開発したのは「セマンティックカメラ」と呼ぶカメラだ。撮影した映像や画像に写った情報のみを抽出するのが特徴。映像や画像そのものは残らないため、従来のカメラと比べてデータ容量を大幅に抑えることができる。
26日に開いた記者発表会でシャープの種谷元隆・最高技術責任者(CTO)は「シャープだけでは出来ないものに大いに期待している」と話した。
シャープは同日、京都芸術大学で産学連携を手掛けるクロステック・マネジメント(京都市)やさくらインターネットなどと共同で、企業や個人の人工知能(AI)開発を支援する連合「Enable AI Foundry」を立ち上げたことも発表した。ハッカソンはこの連合でのプロジェクトとして実施する。
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