埼玉県が百貨店でPRする産出額全国1位のサトイモ=同県提供

埼玉県は、産出額が全国1位のサトイモなどを首都圏の百貨店で試食販売する。県は近年、東京都に隣接する強みを生かし、「近いがうまい埼玉産」をキャッチフレーズとしたPR戦略を打ち出している。イチゴのブランド品種「あまりん」など、県の農産物の知名度が高まりつつあるなか、消費拡大に向けて販促を強化する。

県は農産物フェアを29〜30日に大丸東京店(東京・千代田)、12月5日に柏高島屋(千葉県柏市)、5〜6日に新宿高島屋(東京・渋谷)、6〜7日に玉川高島屋(東京・世田谷)で開催する。

今回は2つの作物のPRに注力する。旬のサトイモに加え、毛呂山町で生産され、香りの強さが特徴の「桂木(かつらき)ゆず」も販売する。おいしい野菜・果物の目利き力をもった「野菜ソムリエ」を招き、魅力を伝えてもらう。

埼玉県は11月を「地産地消月間」としており、今回のフェアもその一環で開催。事業者と連携した県産品のPRに注力しており、セブンイレブンでは12月1日まで「彩の国フェア」と題し、県内1200以上の店舗で県産農産物を使用した商品を販売している。

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