AGCは27日、山形県西川町で雪害に特化した気象予報サービスを期間限定で提供すると発表した。同社が開発した窓に設置できるカメラの映像と、日本気象協会の人工知能(AI)を使った画像判定技術を組み合わせて降雪情報をリアルタイムで提供する。雪による事故リスクの低減を目指す。
予報サービスは西川町のホームページ上で提供する。期間は12月1日から2026年3月31日まで。町の2か所に設置したカメラから天候状況のデータを取得し、AIで路面状態や降雪状況を解析する。道路の除雪や屋根の雪下ろしのタイミング、降雪での視界の悪化状況などを発信する。
西川町は豪雪地帯として知られており、雪による事故リスクの高さが課題だった。AGCが開発したカメラは室内側の窓の角に取り付けるため、電源や通信接続などの施工が簡単で設置コストも安価という。同社は今後他の自治体などと連携し、全国の豪雪地帯への導入を進めるとしている。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。