住友商事や東京ガスなど4社は28日、仙台市に建設していた国内最大級のバイオマス発電所が商業運転を始めたと発表した。森林の成長過程で発生する間伐材などを原料としたバイオマス燃料のみを使って発電する。発電出力は11万2000キロワットで、年間発電量は一般家庭約26万世帯分に相当する8億キロワット時を想定する。
住商と東ガス、北陸電力、住友商事東北の4社が共同出資する仙台港バイオマスパワー合同会社（仙台市）が11月から仙台市にある仙台港バイオマスパワー発電所の運転を始めた。合同会社への出資比率は住商が45%、東ガスと北陸電が25%ずつ、住友商事東北が5%となっている。総事業費は約900億円。
2022年8月から建設を進めてきた。発電した電気は固定価格買い取り制度（FIT）で東北電力の送配電子会社、東北電力ネットワークに売る。
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