感染症用抗原検査キット大手のタウンズは丸紅系で医療機器輸入を手掛けるクレアボ・テクノロジーズ(東京・中央)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。取得株式数は1万株、取得額はアドバイザリー費用を含め8300万円で、12月に取得する。人工知能(AI)を活用した画像診断支援などのプログラム医療機器(SaMD)分野への進出を強化する。

クレアボ・テクノロジーズは丸紅が2020年に設立した。海外メーカーのAI関連医療機器やSaMDの発掘のほか日本国内の薬事申請や保険収載、流通・販売を一貫して手がける。25年3月期の売上高は7100万円。株式は丸紅が売却する。

タウンズは子会社化を通じて、中期経営計画で掲げる慢性疾患分野での新たな診断技術の導入や医療データを用いた研究基盤の構築を目指す。

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