EVモーターズ・ジャパン(北九州市)は28日、ブレーキホースが損傷して制動力が低下する恐れがあるとして、同社が販売したEVバス85台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。ブレーキホース一式を対策品に交換する。届け出によると、これまでに38件の不具合が確認された。
同社のバスは大阪・関西万博会場へのアクセス手段としても運行された。万博では4月に自動運転で停車後に動き出して壁に接触する事故が起きるなどトラブルが相次いでいた。
今回のリコール対象車種は同社が中国のEVメーカーに生産委託しているミニバス(全長6.99メートル)で2021年3月〜24年12月に製造された。前輪のブレーキホースが転舵(だ)時に車体などに触れて損傷し、ブレーキホースに穴が空く可能性がある。設計検討が不十分だったという。
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