
人気格闘ゲーム「ストリートファイター」とのコラボレーションで観光振興に取り組む奈良県橿原市は、ゲームに登場する力士のキャラクター「エドモンド本田」の銅像を市内に設置した。同ゲームのキャラの銅像は計4体になった。
新たな銅像は近鉄橿原神宮前駅中央口の駅前広場に設置した。台座部分を含めると地面からの高さは1.6メートルになる。費用は800万円で、趣旨に賛同した企業と個人からの寄付金で整備した。エドモンド本田は相撲を世界に広めるために戦う力士という設定で、銅像は腰を低くして左手を突き出したポーズをしている。

寄付した企業の関係者や地元の相撲道場に通う子供たちを招いて11月29日に除幕式を開いた。橿原市の亀田忠彦市長は「4つの銅像を活用してシティプロモーションにつなげていきたい」と話した。同市は今後もキャラの銅像を増やしていきたい考えだ。

橿原市は2023年から市内の観光拠点にキャラの銅像を設置し始めた。まず「リュウ」を近鉄大和八木駅近くに設置。24年には同駅にほど近い同市役所分庁舎前に「春麗(チュンリー)」を、橿原神宮の近くに「ケン」をそれぞれ設けた。

ストリートファイターを生んだカプコンの創業者が橿原市出身であることから、同市は同社と22年に包括連携協定を結んだ。
橿原市は銅像を整備したり、リュウたちを描いたデザインマンホールを設置したりして、まちおこしを進めている。
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