
片山さつき金融相は2日の閣議後の記者会見で、地方銀行などをかたって企業の口座情報を聞き出す「ボイスフィッシング(音声による詐欺)」による被害が増えていることについて注意を呼びかけた。不審な連絡に応じないよう強調し、情報を伝えてしまった場合は速やかに金融機関や警察に連絡するよう要請した。
11月中旬以降、地銀をかたるボイスフィッシングの事例が急増している。特定の銀行の法人担当部署を名乗って企業を偽サイトへ誘導し、盗み取った口座情報を悪用して不正送金を行う手口が多いという。累計の被害額が数億円単位に及ぶ地銀もあるとみられる。
片山氏は「すでに複数の企業で被害が確認されている」と述べた。金融庁は今後被害状況の確認を進め、不正防止の対策を検討する。
福井銀行や群馬銀行など複数の地銀がウェブサイトなどで注意喚起を行うほか、被害の発生を受けてサービスを一時停止したケースもある。ふくおかフィナンシャルグループ(FG)傘下の福岡銀行は、11月27日から法人向けネットバンキングの一部サービスを停止している。
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