ダイヘンの防災用蓄電池パッケージ

ダイヘンは2日、リチウムイオン電池を使った非常用電源「防災用蓄電池パッケージ」を発売すると発表した。7月施行の改正消防法でリチウムイオン蓄電池が非常用電源として設置可能になり、初めて消防認定を得られる見込みだという。12月15日から受注を始める。

新製品は、電力が安い時間に充電すれば電気料金の圧縮にもつながるほか、非常用電源として一般的なディーゼル発電機と比べて運用開始後20年間でコストを10%以上削減できるという。平常時も太陽光など再生可能エネルギーを活用するのに役立ち、非常時の不始動なども防ぎやすくなるとしている。

現在、非常用電源は、病院、介護施設、商業施設、公共施設、工場などをはじめ国内に約20万台が設置されており、大半は非常時のみ稼働するディーゼル発電機だという。ダイヘンは防災用蓄電池パッケージを年500台以上販売したい考えだ。

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