ペプチドリームは2日、2025年12月期の連結最終損益(国際会計基準)が40億円の赤字になりそうだと発表した。前期比0.6%増の151億円の黒字を見込んでいた従来予想から一転する。肥満症など向けの治療薬候補について開発の提携先を探しているが、今期中に提携契約が完了せず一時金収入を得られない見通しとなった。
売上高にあたる売上収益は61%減の180億円(従来予想は490億円)、営業損益は54億円の赤字(同216億円の黒字)にそれぞれ下方修正した。
肥満症など向けの治療薬候補は複数企業が関心を示しており、提携に向けた交渉を続けているという。同日開いたオンライン説明会でリード・パトリック社長は「26年中には提携先を見つけられると信じている」と話した。
一部の放射性医薬品でも開発の進捗に伴うマイルストーン収入や提携による一時金収入を見込んでいたが、計上が遅れて26年12月期になる見通し。
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