3日に販売を始めた新型のレーザー加工機(3日、岐阜県美濃加茂市)

工作機械大手のヤマザキマザックは3日、岐阜県美濃加茂市の拠点で開いている自社展示会を報道向けに公開した。加工効率を高めたレーザー加工機など新製品4台を含む計26製品を展示し、自動化や工程集約など人手不足に対応した機能を訴求する。5日までの3日間で3000人の来場を目指す。

同日販売を始めたレーザー加工機の新製品「FT-250」を公開した。材料の移動と合わせてレーザーを照射する「ヘッド」を動かすことで、加工効率を高めた。長尺パイプの加工に対応しており、クラウドサービスの普及で需要が増しているデータセンターのラック製造などでの活用を見込む。

加工にかかる費用の見積もりや、プログラミングを自動化するソフトを顧客が体験できるスペースも設けた。熟練作業者が実機の制御装置を使って行っていた加工前の準備工程をソフトに置き換えることで、機械の稼働を止めることなく作業できる。

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