
愛知県警察は3日、水素で走る燃料電池車(FCV)のパトカーを導入した。名古屋市を中心に県内で110番通報の対応などの任務にあたる。納車式で愛知県警の佐藤隆司本部長は「県内をパトロールするため、県民に広く認知されることを期待する」と述べた。
導入する車両はトヨタ自動車の「クラウン」。価格は約1100万円で、県費で購入した。県警が契約している名古屋市内の水素ステーションで圧縮水素燃料を充塡して運用する。災害時には信号機や警察施設への電力供給にも使えるという。愛知県警は2022年にもトヨタのFCV「ミライ」を捜査車両として導入している。
愛知県は30年度までに燃料電池商用車を7000台導入する目標を掲げ、普及を後押ししている。
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