内田洋行は教育向けICTが大幅に伸びた

内田洋行が3日発表した2025年8〜10月期の連結決算は純利益が前年同期比92%増の23億円だった。学習用端末を小中学生に1人1台ずつ配備する「GIGAスクール構想」向け端末の更新需要で教育向けICT(情報通信技術)事業が好調だった。学校施設の改築・改修の大型案件の獲得も寄与した。

売上高は52%増の801億円、営業利益は96%増の30億円だった。セグメント別では学校向けなど公共関連事業の営業利益が前年同期比84%増の18億円と大きく伸びた。セキュリティー対策として学校のフルクラウド化を進める大規模なネットワーク案件も好調だった。

オフィス関連事業は家具のみの販売から家具と合わせた職場の生産性を上げる空間作りの提案で付加価値を高めた。同事業の営業利益は15.6倍の4億8300万円だった。

26年7月期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比24%増の4180億円、純利益は10%増の108億円を見込む。

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