
クラフトビールの「ろんぢんブルワリー」(島根県安来市)は、ドジョウのだしを使用したビール「やすぎエール」を発売した。日本青年会議所の地域ブランド確立委員会と連携して開発し、このほど丸山達也知事に完成報告をした。民謡「安来節」でも有名な地域特産のドジョウをいかし、新たな安来の名物として売り込んでいく。
「やすぎエール」はかんきつのようなホップの香りが特徴だ。ドジョウの魚臭さを消すため煮干しにしてだしを取り、麦芽を煮沸する工程でだしを加える。だしに含まれるアミノ酸が円滑な発酵を促し、後味にはコクが生まれるという。
クラフトブルワーの石川正浩氏は「少しぬるくすると香りが引き立つ。様々な楽しみ方ができるビール」と話す。
330ミリリットル入りでアルコール分は5.5%。「お土産用として1本でも飲みごたえがある商品を目指した」(石川氏)。市内の道の駅などで販売するほか、同社のサイトからも購入できる。価格は660円。
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