
日産自動車は軽くて柔軟性の高い次世代型太陽電池「カルコパイライト太陽電池」を活用した実証実験を神奈川県内の自動車販売店舗で始めたと4日発表した。電力は来店客のスマートフォンへの充電や自動販売機、店内の発電量表示器などに使う。
2026年2月まで同社販売店のR1東戸塚店(横浜市)で実施する。スタートアップのPXP(相模原市)が開発したカルコパイライト太陽電池を使う。カルコパイライトは耐久性が高く、様々な場所に設置しやすい。軽くて曲げられる特長を生かし窓ガラスや壁面、丸みのある柱に取り付ける。
実験は神奈川県の次世代型太陽電池普及促進事業費補助金に採択され補助金を受ける。県の担当者は「発電した電気を体感し、たくさんの人に知ってもらえる実験だ」と期待した。
日産自動車の担当者は「設置環境や発電量などの検証を通じて、環境に配慮した店舗の導入検討につなげたい」とコメントした。
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