
日産自動車は7日、追浜工場(神奈川県横須賀市)のテストコースで車椅子レース「日産カップ追浜チャンピオンシップ」を開いた。大会は2000年から開催しており、今年で26回目となる。障害のある人に加え、健常者らを含めた約90人が参加した。地域貢献として横須賀市内の児童との交流会も開いた。
同工場は28年3月に車両生産を終了する予定だ。竹原永郎工場長は「生産終了以降もテストコースは残る。多くの人が全国から集まる大会で、来年以降も実施していきたい」と話した。

追浜工場内のテストコース「GRANDRIVE(グランドライブ)」で3キロメートル、5キロメートル、ハーフマラソンの3種目を実施。大会スポンサーの車椅子メーカーは競技用車椅子を贈る特別賞も設けた。参加した高校生の家族は「障害の有無に関係なく同じ目線でスポーツができる。来年も家族で参加したい」と話した。
大会の開催に先駆け、5日には市内小学校で車椅子の体験交流会も開いた。車椅子ランナーが車椅子利用者の目線や車椅子スポーツを教え、小学生は車椅子バスケットボールなどを体験した。
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